光を当てるだけでがんが治る!?
外部刺激を活用したDDS
薬は患部でのみ効果を発揮することが理想ではありますが、コントロールリリースにしろ、ターゲティングにしろ、体内の薬の動きを制御するには限界があります。薬を輸送する途中で溶けて中身が出てもいけないし、溶けにくい材料で作ると患部で薬の効果が発揮できません。溶けないことが重要、溶けることも重要というのが、DDSの材料の特徴ですが、体の中に入ったDDS製剤の動きを、何から何まで正確にはコントロールできません。そこで、別の方法論として、光や超音波、温度、磁力などを体の外部から当てて刺激するという方法も研究されています。