万能細胞とは

万能細胞、iPS細胞、ES細胞、STAP細胞、幹細胞

万能細胞の概要

万能細胞とは、血液や骨、神経、筋肉、臓器など、人の体を構成するあらゆる細胞に変化することができる細胞のことです。もともと一つの受精卵から作られる人間は、あらゆる細胞に変化することができる万能細胞を持っています。一度細胞が血液や骨などの役割を持つと、別の役割になることはできなくなると考えられていましたが、近年様々な方法によって、一度役割を持った細胞を、最初の万能の状態に戻すことができることがわかってきました。ここでは多能性細胞と言われるES細胞、iPS細胞、そして万能細胞と言われるSTAP細胞についてご紹介します。

このカテゴリーには以下の記事があります。

iPS細胞で絶滅動物が復活?

iPS細胞やES細胞は、単体では個体にまで成長することはできません。胎盤にはなることができないからです。しかし精子や卵子になることはできるのです。この性質を使って、人間の環境破壊によって絶滅しかかっている動物の種を保存し、残すという試みが行われています。

2014年01月10日|万能細胞とは|

iPS細胞が変える再生医療

人の皮膚から細胞を取り出して、iPS細胞をつくり、その人の臓器をつくって本人に移植する―SF映画では臓器を透明の容器で培養している様子がよく出てきますが、このように3Dの臓器を作製して治療に活かすようになるのは、もう少し先の話になりそうです。しかしその手前の、iPS細胞を細胞のまま移植するという治療法が、近いうちに実現しようとしています。

2014年01月09日|万能細胞とは|

iPS細胞が変える創薬

iPS細胞は次世代の再生医療・移植医療に革命を起こす技術として期待されていますが、研究段階から、実際に現場で人々が医療を受けられるようになるまでには、安全性の確認など、まだやるべきことは多くあり。その中でも医療よりも先に実用化されることが確実なのが、新薬を作り出す創薬の分野です。

2014年01月08日|万能細胞とは|

山中教授
iPS細胞作製までの研究プロセス

iPS細胞の可能性について、熱い期待が寄せられていますが、ここでは、ips細胞を世界で初めて開発した京都大学、山中伸弥教授の人柄と、研究プロセスについて記していきます。

2014年01月07日|万能細胞とは|

人工多能性幹細胞(iPS細胞)

2006年、ある研究結果の発表に世界中が衝撃を受けました。京都大学の山中教授が、マウスの繊維芽細胞のゲノムに4つの遺伝子を付け加えるという方法で、体細胞を、ES細胞と同様に多能性をもつ細胞に変えることに成功したのです。これが人工多能性細胞(induced pluripotent stem cell)iPS細胞です。

2014年01月06日|万能細胞とは|

クローン羊ドリーとヒトクローンES細胞

1997年、科学誌のネイチャーで「クローン羊ドリー」の誕生を発表すると、またたくまにメディアに広がりました。多くの人々がクローン人間が誕生するという恐れと好奇心を持ち、SFの世界が現実に近づいていることを実感すると共に、多くの議論を巻き起こしました。

2014年01月05日|万能細胞とは|
  • ES細胞に立ちはだかる「免疫」と「倫理」の壁
    Permalink ES細胞に立ちはだかる「免疫」と「倫理」の壁Gallery

    ES細胞に立ちはだかる
    「免疫」と「倫理」の壁

ES細胞に立ちはだかる
「免疫」と「倫理」の壁

万能性を有しているES細胞ですが、1998年の「ヒトのES細胞」の発表以来、様々な議論を巻き起こし、実用化に向けて、2つの大きさ課題が明らかになってきました。この記事ではこの2つの壁について解説します。

2014年01月04日|万能細胞とは|

どんな細胞にもなれる万能細胞
―ES細胞―

肝臓をつくる細胞は、いくら増殖しても肝細胞にしかならず、表皮を作る細胞はいくら増殖しても表皮細胞しかつくりません。細胞が役割を与えられてからは、自分の専門的な役割だけを果たすようにDNAにプログラミングされています。しかし役割を与えられる前であればなんにでもなれるのではないか―。このなんにでもなれる能力をもつ細胞を万能細胞(ES細胞)と言います。

2014年01月03日|万能細胞とは|

たった一つの受精卵から始まる人間

―人間の体は60兆個の細胞からできている―
精巧に作られた私達人間の体は、複雑な組織や臓器は美しい皮膚で覆われ、日常生活する中では特に意識することなく生活できるようになっています。私達が意識するしないに関わらず、約60兆個の細胞が休むことなく営みを続け、それぞれの役割を果たし、それによって私達は生きています。

食べ物を食べる、栄養分を吸収する、尿を排泄する、心臓が血液を送り出す、体内の温度があがり、汗腺から汗を出す、口から息を吸って、肺で呼吸をする。私達が頭の中でどのように考えて生きようが、特に命令をしたわけでもないのに、このような一つ一つの活動をそれぞれの細胞が助け合って体を生かしています。

2014年01月02日|万能細胞とは|