DDSとは

ドラッグデリバリーシステム(DDS)とは

DDSの概要

薬の投与形態を工夫して、体内での動きを精密にコントロールし、必要な場所に、必要な時、必要な量だけ作用させることで、薬の効果を最大限に発揮させようとする投与に関する概念のことを、ドラッグデリバリーシステム(DDS)と言います。DDSの概念は治療薬だけにとどまらず、予防薬や診断薬、化粧、染料、塗装、また、再生医療などの先進医療をも含んだ広い研究開発に必要不可欠な基盤技術です。

このカテゴリーには以下の記事があります。

最先端治療のキーテクノロジー
DDS×iPS細胞

2006年8月に「iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製が発表されて以来、iPS細胞の研究は、医療分野での実用化に向けて驚異的なスピードで進められています。このiPS細胞を医療に実用化する上でも、DDSの技術は非常に重要な役割を果たします。以下の記事はDDSとiPS細胞との関わりについての記述です。

2014年01月01日|DDSとは|

皮膚から薬を吸収させる
DDS 経皮投与

薬には飲み薬だけではなく、貼り薬もあります。ドラッグデリバリーシステムでは、皮膚から体内へ薬を取り込む方法も研究されてきました。皮膚から薬を入れると、肝臓を通らずに、つまり肝臓によって排毒されずに、体内に取り込むことができるため、注目されています。

2013年12月30日|DDSとは|
  • 光を当てるだけでがんが治る!?外部刺激を活用したDDS
    Permalink 光を当てるだけでがんが治る!?外部刺激を活用したDDSGallery

    光を当てるだけでがんが治る!?
    外部刺激を活用したDDS

光を当てるだけでがんが治る!?
外部刺激を活用したDDS

薬は患部でのみ効果を発揮することが理想ではありますが、コントロールリリースにしろ、ターゲティングにしろ、体内の薬の動きを制御するには限界があります。薬を輸送する途中で溶けて中身が出てもいけないし、溶けにくい材料で作ると患部で薬の効果が発揮できません。溶けないことが重要、溶けることも重要というのが、DDSの材料の特徴ですが、体の中に入ったDDS製剤の動きを、何から何まで正確にはコントロールできません。そこで、別の方法論として、光や超音波、温度、磁力などを体の外部から当てて刺激するという方法も研究されています。

2013年12月29日|DDSとは|
  • 薬の効き目をコントロールするコントロールドリリース 徐放化
    Permalink 薬の効き目をコントロールするコントロールドリリース 徐放化Gallery

    薬の効き目をコントロールする
    「コントロールドリリース」(徐放化)

薬の効き目をコントロールする
「コントロールドリリース」(徐放化)

薬を体内でちょうどいい濃度でとどまり、持続的に効果を発揮するためには、徐放化という技術が、DDSの中でも極めて重要です。薬を体の中で徐々に放出する「徐放化」の考え方を取り入れたものは、すでに多くの薬で実用化されています。ここでは、徐放化についてもう一歩踏み込んで解説します。

2013年12月28日|DDSとは|
  • 患部を狙い撃つためのDDSによるターゲティング
    Permalink 患部を狙い撃つためのDDSによるターゲティングGallery

    患部を狙い撃つための
    DDSによるターゲティング

患部を狙い撃つための
DDSによるターゲティング

薬を目的の場所=ターゲットにきちんと届けて、効果を増すのがターゲティングです。ターゲティングして薬を届けることで、不必要なところに薬が届いて副作用を起こすことを軽減します。ここではもう一歩踏み込んで、どのようなターゲティングの方法があるか、例をあげて解説します。

2013年12月27日|DDSとは|
  • barrierzone
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    バリアゾーンの通過
    ドラッグデリバリーシステムで吸収改善

バリアゾーンの通過
ドラッグデリバリーシステムで吸収改善

人間の体にはバリアゾーンがあるという話をしましたが、このバリアゾーンを通過し、薬の吸収を改善する方法を、もう少し詳しく掘り下げて解説します。吸収促進性をもつDDS材料と薬を組み合わせることで、薬のバリアゾーン通過性が改善されます。

2013年12月26日|DDSとは|
  • ドラッグデリバリーシステムで使われる材料
    Permalink ドラッグデリバリーシステムで使われる材料Gallery

    微粒子の世界
    ドラッグデリバリーシステムの材料

微粒子の世界
ドラッグデリバリーシステムの材料

ドラッグデリバリーシステムの考えのもと、実際の薬を飲んだ時に、バリアゾーンを通過させて、ターゲッティングさせて、安定化させて、徐放化させて届けるためには、薬自体を包む材料が必要です。宅急便で荷物を送るときに包む緩衝材のようなものです。ここでは、細かい粒子の薬を包む材料をいくつか紹介します。

2013年12月25日|DDSとは|
  • kihon
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    基本的な4つの考え方
    ドラッグデリバリーシステムの方針

基本的な4つの考え方
ドラッグデリバリーシステムの方針

ドラッグデリバリーシステムの基本的な考え方である、①バリアゾーンの通過促進②ターゲティング③安定化④徐放化 についてここで解説します。

2013年12月24日|DDSとは|
  • 静かに広がる最先端技術 DDSのメリット
    Permalink 静かに広がる最先端技術 DDSのメリットGallery

    静かに広がる基盤技術
    ドラッグデリバリーシステムのメリット

静かに広がる基盤技術
ドラッグデリバリーシステムのメリット

ドラッグデリバリーシステムの開発が進むとどうなるでしょうか。ここでは、患者にとってのメリット、薬を開発する製薬会社にとってのメリット、薬を投与する医師や看護師にとってのメリット、経済的なメリットについて解説します。

2013年12月23日|DDSとは|
  • DDSの意味
    Permalink DDSの意味Gallery

    目に見えない革命的な技術!
    ドラッグデリバリーシステムの目的

目に見えない革命的な技術!
ドラッグデリバリーシステムの目的

超ミクロの世界で、すごい技術の開発が進んでいます。

DDSとはドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System)の頭文字をとった略称です。

ドラッグデリバリーシステムという考え方は、今から20年ほど前(意識され始めたのは1970年代)から研究されてきました。DDSは、「Drug」を体内で精密にコントロールすることによって、必要な場所に、必要な量を、必要なタイミングで送り込み、最高の効果を得ることを目的とした、投与に関する概念なのです。

2013年12月22日|DDSとは|